東京・強姦救援センターについて

東京・強姦救援センターは、1983年9月に女性たちによって設立された日本で初めての強姦救援センターであり、民間のボランティア団体です。

センターは、強姦や性暴力の被害にあった女性のための電話相談と、併せて強姦を容認し助長するものへの告発活動、並びに強姦の問題を正しく理解するための社会啓発を行っています。

スタッフは全員女性のボランティアです。運営は寄付と賛助会員の賛助会費によって支えられています。年3回 センターニュースを発行し、賛助会員に送付するとともに、一般にもセンターの活動を伝えています。

 主な活動

●被害にあった女性のための電話相談

現在コロナウイルス対策のため、相談は土曜日の午後1時~4時としております。

第一・第三水曜日午後6時から9時、土曜日午後3時から6時に相談を受け付けています。(祝日・年末年始を除く)

●第6回市川房枝基金の受賞をもとに、1989年「東京・強姦救援センター設立5周年記念連続講座」(連続6回)を開催し、強姦の問題を広く問いかけました。
講座の記録集は「レイプ・クライシス」として、1990年9月、学陽書房より出版されました。

●1993年には、強姦の問題について女性たちが共に考え、正しい理解を深めるために講座の全国ツアーを実施。新潟、仙台、札幌、広島、岡山、福岡、京都、高松、那覇、の9個所で開催し、多くの女性たちとの交流が実現しました。この後、性暴力を考える女性たちの活動体が各地で生まれています。

●時に応じて、強姦の問題を正しく理解するための講座の開催や、講師派遣(*原則として女性のための催しが対象です)などを行っています。被害者とその家族、友人のために発行した、ブックレット「もし、強姦の被害にあったら」 があります。